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箕輪町の「もみじ湖」6万4000人来場 紅葉シーズン中8067人増

2025年11月26日


 箕輪町観光協会は、箕輪ダム「もみじ湖」の今季の紅葉シーズン(10月24日〜11月20日)の来場者数(速報値)をまとめた。来場者は6万4000人で、昨年度より8067人多かった。
 同協会は10月25日〜11月16日に「もみじ湖紅葉祭り」を開催。当初は9日までの予定だったが、紅葉の見頃が平年よりも1週間遅れ、引き続き観光客が多く訪れていたことから、飲食店の出店などが並ぶ「マルシェ」や上流の景勝地「もみじのトンネル」などのライトアップを1週間延長した。
 渋滞対策のマイカー規制は、11月1日〜3日と8、9両日の計5日間実施。町によると、事前予約が必要な駐車場の利用は8日が約1300台で最も多かった。白鳥政徳町長は「最初の3日間は紅葉が見頃に至っていなかったが、8、9両日は大勢の来場があったので、規制方法については、十分渋滞の防止になった」とした上で、「規制で、平日に人の流れが動いている部分もある。特に(期間中の)月、火曜日は末広広場がいっぱいで駐車できないこともあった。もっと駐車スペースがあればいいが現状は難しく、致し方ないと思っている」と状況を説明した。
 来場者の傾向については今後詳細に分析するとしたが、体感として▽県外からの来場者が例年に比べて多い▽土日を中心に若い年齢層が増加▽インバウンド(訪日外国人)が増えた—ことなどを挙げ、「来年度の祭りの開催に生かしていきたい」とした。
(写真は、多くの来場者でにぎわう末広広場下の散策路=6日)