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「セラーレコーズ」横にカフェ　文化芸術のまちづくり第２弾

2025年11月21日


　岡谷市本町に今月、カフェ「ＣＯＦＦＥＥ10（コーヒーてん）」がオープンした。レコード店「セラーレコーズ」に隣接し、両店とも総合建設業のサイト（本社・同市本町）のグループ会社が経営。２階部分を活用してレンタルスペース事業も展開していく予定で、ＪＲ岡谷駅近くに立地する２店の相乗で地域活性化を図っていく。
　サイトドラマが購入して「丸十」の屋号を付けた明治時代建設の繭倉庫内に2022年、レコード店を開業。建物を中心に、文化芸術を通じたまちづくりを進める「アートコクーンプロジェクト」とし、その第２弾としてカフェを設けた。
　カフェでは、ハンドドリップの「10オリジナルブレンド」をはじめとするコーヒーやサンドイッチ、クッキー、アルコール類などを提供。約30席を備え、現代アートや雑誌、絵本などの装飾で「アートの集積地」を表現する。
　店内にはセラーレコーズ選曲の音楽が流れ、両店は中庭を通じて行き来が可能。コーヒー片手に、レコードを選ぶこともできるという。２階は貸しスペースとして運用するだけでなく、ファッションや芸術などの独自イベントでも活用する。
　店名は屋号の「十」だけでなく、交差する意匠から「人々が交差して新しい出会いがある場所」という意味も込めた。笠原藍店長は「いろいろな人が集まり、つながれる場所になれば。この場所があって岡谷に住んでいて良かったと思ってほしい」と話す。
　営業時間は午前９時〜午後４時。火、水曜定休。変更の可能性もあり、写真共有アプリ「インスタグラム」公式アカウントで発信する。問い合わせはサイトドラマ（電0266･24･1070）へ。
　(写真は、オープンした「ＣＯＦＦＥＥ10」）