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「イオンスタイル諏訪」下諏訪で着工 来秋オープン目指す
2025年11月21日
来秋に開店を予定している「イオンスタイル諏訪」の建設工事が20日、下諏訪町南四王の現地で始まった。長年、空き地となっていた予定地では午前中から建設業者が資材を運び込み、大型の重機がそろって作業が進められた。2018年8月の旧「イオン諏訪店」閉店以降、住民が待ち望んだ店舗の開店へ本格的に動き出した。
同店はイオンリテール(本社・千葉県)が運営する。同社によると、工事は観光事業などの井口(同町東豊)が発注し、施工は岡谷組(岡谷市幸町)が担当。イオンリテールは井口から建物を借りて営業するという。工事完了時期についてイオンリテールは「来年秋の開業を目指して準備する」としている。
建て替えを前提に旧店舗は閉店したが、新型コロナの感染拡大や資材の高騰など社会変化を挟み難航。一時は本年度中の開店を目指すとの方針も示されたが、資材高騰がある中にもほかにない新たな店舗にしようと計画を練り、ようやく開店のめどが立った。
敷地は約2万1060平方メートル。同社の直営棟、専門棟の2棟が建設される。直営棟は平屋建てで、食品や薬などを扱う構想。冷凍食品に力を入れ、喫食スペースも設ける。2階建ての専門棟1階にはテナント、2階には町が構想する子育て・多世代交流施設が入る。屋上には展望デッキ広場が設けられ、さまざまな世代や観光客が「買い物プラスアルファ」の交流ができる店舗を目指している。
工事の開始を迎え、宮坂徹町長は取材に「閉店から約7年。開店の決断をしてもらえたことに感謝し、住民も喜び期待している。イオンを核に、地域の商店街と共に一帯が活性化することに期待し、町も支援をしたい。町の施設でも、多世代交流ができる新たな拠点の役割を果たせるようにしたい。安全に工事が進み、良い施設になると期待する」と話した。
(写真は、工事が始まったイオンスタイル諏訪の建設現場)
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