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信濃武士団「諏訪神党」に光 8日に甲冑行列が上社本宮参拝
2025年11月6日
漫画やアニメの舞台になる諏訪の魅力を伝えようと、諏訪商工会議所青年部は8日(土)午前10時から、「諏訪神党出陣式」と銘打ったイベントを諏訪大社上社お膝元の複合商業施設、宮町通り社乃風駐車場で開く。鎌倉幕府滅亡から南北朝時代の過渡期に起きた中先代の乱(1335年)の主人公、北条時行や諏訪頼重と諏訪社を奉じた信濃の武士団「諏訪神党」にスポットを当て、甲冑(かっちゅう)姿の行列で上社を参拝、歴史演劇、歴史対談を企画する。
青年部の関森和広会長(51)は「歴史の中で諏訪が輝いていた時代。諏訪の人々に再認識してもらい、県外の観光客に知ってもらう機会にしたい」と狙いを話す。諏訪の魅力発信委員会の代田浩幸委員長(48)も「どのようにすれば魅力を発信できるか検討してきた。観光客との交流が深められたら」と語っていた。
中先代の乱は、幕府滅亡の際に信濃へ逃れた鎌倉幕府第14代執権、北条高時の遺児、時行が、頼重や諏訪神党に擁立されて鎌倉幕府再興を目指した乱。鎌倉を守る足利直義を撤退させたが、尊氏や直義軍の反撃に遭い、時行の奪還は20日で終わったとされる。
イベントには、鎌倉市で歴史演劇に携わる「鎌倉もののふ隊」の11人が協力。青年部3人も加わった甲冑姿で社乃風から行進して本宮に向かい、参拝や記念撮影を行う。再び社乃風に戻り、午前10時50分ころから歴史アニメを監修した石埜三千穂さん(下諏訪町)、関森会長、岩崎宥全副会(47)が歴史対談。11時20分ころからもののふ隊が奉納演劇「北条時行—鎌倉を取り戻せ—」を上演する。俳優でモデルの肥野竜也さんが頼重役で参加する。
問い合わせは同商議所(電0266・52・2155)へ。
(写真は、8日のイベントへ気合が入る青年部役員たち)
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