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「万治の石仏」あしらった七味缶 下諏訪町観光振興局が商品化

2025年10月3日


 下諏訪町観光振興局は、諏訪大社下社春宮近くにある「万治の石仏」のイラストを、七味唐辛子缶などにあしらったグッズを新たに作った。「八幡屋礒五郎」(長野市)の4種類の商品のふたに、下諏訪の要素をふんだんに取り入れた遊び心あふれるデザインを施したもの。10月4日の「唐辛子の日」に合わせて、観光施設「おんばしら館よいさ」で先行販売を始める。
 万治の石仏の観光に訪れ、おんばしら館よいさに立ち寄る人が増える中、記念に石仏モチーフのグッズを手に取ってもらおう—と、これまでに手拭いと箸を制作。好評を受け、第3弾は県の土産物として「七味唐からし」で知られる八幡屋礒五郎の商品のふたに、緩くかわいらしいタッチで石仏を描いた品、250セットを用意した。
 石仏は町花のツツジを背にしており、下諏訪を代表する観光地、八島湿原で目にすることができるシュレーゲルアオガエル、ヒョウモンチョウの姿も。海外から訪れる人にも手に取ってほしいと、「OIDENASHITE」「SHIMOSUWA」などと記した。
 七味唐からしのほかに、焙煎(ばいせん)一味、七味ガラム・マサラ、ゆず七味の4種があり、七味とほか3種を組み合わせて2個セットにして販売する。七味のセットが1200円。ガラム・マサラ、一味のセットが1400円。ゆずが1500円。
 同振興局は「県民にとってはなじみのある品。プチギフトとしてもお勧めする」とし、「観光で訪れた人に手に取ってもらい、また万治の石仏に会いに来てもらえる切っかけになればうれしい」としている。問い合わせは同振興局の担当者のいる下諏訪今昔館おいでや(電0266・27・0001)へ。
(写真は、万治の石仏をあしらった七味唐辛子缶)