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催しに人出 旧ジャスコ通りで食や展示
2025年9月28日
下諏訪商工会議所は27日、県道岡谷下諏訪線(通称・旧ジャスコ通り)の一部区間を歩行者天国にし、「しもすわ産業まつり」(町共催、下諏訪市民新聞社など後援)を開いた。会場には飲食品などを販売するテントやキッチンカーが並び、ダンスや歌などのパフォーマンスを訪れた大勢の人が楽しんだ。
4車線で広々とした同通りの「古川」—「湖浜」交差点間約400メートルを車両通行止めにし、新型コロナの影響で疲弊した地域に活力と元気を呼び込もう—と2020年に始まり、ことしで6回目。同商議所青年部を中心に実行委員会を組織し、開催に向けた準備を進めてきた。
会場をイベント、飲食・物販、展示の3エリアに分け、このうち飲食・物販には地域の食やグッズなどを販売する約50店舗が出店。同青年部と交流のある県内外の商議所・商工会青年部団体が、各地の特産品などを販売する「青年部コーナー」では、地元の果物を使ったジュースや菓子、海産物、焼きそばなどのテントが並び、品定めしながら買い求める人でにぎわった。
ことしは会場内で、下諏訪ライオンズクラブ(LC)の「鮮魚無料配布」を開催。同LCと姉妹関係にある南知多LCが「例年より豊漁」というイワシ1.5トンをトラックで運び込み、水槽に移して1人1ざるずつ配布。海の恵みを求めて長い列ができた。
来場者用駐車場に充てていた旧イオン諏訪店跡地で、近く「イオンスタイル諏訪」の建設が始まるため、来年度以降の同所での開催は未知数。小林秀年会頭は「好天に恵まれ、イワシ配布の効果もあって、想定していた以上に多くの人が来てくれた。産業まつりの楽しさが浸透し、認知されてきた証拠だと思うので、イオンや関係者とも相談する中で、個人的には続けていきたい」と話していた。(写真は、大勢の人が来場した旧ジャスコ通り)