NEWS

未来切り開き更なる発展を 箕輪町発足70周年記念式典 盛大に

2025年9月21日


 箕輪町発足70周年記念式典は20日、町文化センターで開いた。町や町議会、交流のある自治体の関係者、町民など約300人が出席。記念功労者の表彰や、町内小中学生による「未来へのメッセージ」の発表などを行い、盛大に節目を祝った。
 箕輪中学校合唱部や生徒有志と共に参加者全員で「箕輪町の歌」を斉唱して幕開け。式辞で白鳥政徳町長は工業や農業、商業、インフラなど各分野の発展に触れながら「本格的な少子高齢化の時代を迎え、徐々にではあるが人口減少の荒波が到来している。しかし、70年の歩みが示すよう、私たちには困難を乗り越えてきた力と、未来を切り開く知恵と情熱がある」とし、「これからも誰一人取り残さない社会の実現を目指し、環境、経済、社会の調和を大切に取り組んでいく」と決意した。
 70周年の記念功労者として22個人と18団体が表彰を受け、4社に特別感謝状が送られた。受賞者を代表して、地方自治振興功労の大槻金吾さんが「この表彰はそれぞれ受賞者のものではなく、共に歩んできた町民の皆さま全員への評価であると受け止めている。未来の箕輪町を更に発展させる責務を改めて感じている。引き続き、それぞれの立場でまちづくりに力を尽くしていく」と謝辞を述べた。
 未来へのメッセージでは、町内小中学校の代表児童・生徒6人が登壇。メッセージを書いたボードを手に持ちながら1人ずつ箕輪町への提言などを発表した。箕輪西小学校6年の児童は、伝統芸能の「古田人形芝居」について「息を合わせることなど、一人一人が大切にしなければいけない感情が古田人形にあると思う。だから、古田人形という伝統を残したい」と訴え、箕輪中学校3年の生徒は、自分の未来について「なりたい自分になるためのキーワードは希望。希望とは暗闇の中でも光を見つけ、自分を信じる勇気だと思う。希望を常に抱き続け、未来を切り開けるようになりたい」と話した。
 町の歴史を振り返り、展望を紹介する映像も観賞した。
(写真は、記念功労者表彰を受ける受賞者=左)