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秋の夜長に地元の味堪能 およりなんしょ夜市
2025年9月21日
JR下諏訪駅前の通称オルゴール通りをメインに20日、食べ歩きイベント「およりなんしょ夜市」があった。駅前商店街の14飲食店にキッチンカーやテントが加わり、約40店が歩行者天国になった約230メートルの同通りや駅前に出店。不安定な天候の中でも子どもからお年寄りまで多くの人でにぎわい、さまざまな地元の味と秋の夜長を楽しんだ。
駅前の商業者でつくる「しもすわ駅前商栄会」が主催した。下諏訪商工会議所が2023年まで開いた夜のまち歩きイベントを継承して昨年、初めて開いて2回目。下諏訪町の玄関口から町内全体ににぎわいをもたらす切っかけにしようと、子どもも大人も無邪気に楽しめるイベントをコンセプトに企画した。
通り沿いのレストランや居酒屋、食堂が実店舗で営業。道路にはキッチンカーやテントが軒を連ね、ハンバーガーやクラフトビール、海鮮料理、菓子などを提供した。商栄会駐車場や駅前広場には子ども向けの体験ブースも設けられ、ゲームや製作を楽しむ子どもや、仲間や家族と話をしながら飲食を楽しむ大人の笑顔があちらこちらに見られた。
茅野市から家族5人で訪れた男性(39)は「下諏訪のお店が知れて、子連れだと来られない店の料理も食べられていい。楽しくていい街だと感じる」と満足気。小学生のきょうだい3人は「食べ物がいっぱいあって楽しい。唐揚げもおにぎりもおいしい」と楽しんでいた。
商栄会イベント企画部長の本田由剛さん(45)は「昨年よりも多い人が始めから来てくれた。楽しむことが町への貢献になる。とにかく楽しんで、笑顔が連鎖してほしい」と話していた。
(写真は、好みの味を求めて駅前通りを歩く来場者たち)