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諏訪ノ湖芸術祭が開幕 セレモニーでコラージュ作品完成
2025年9月20日
住民参加でつくり上げるアートの祭典「諏訪ノ湖(すわのうみ)芸術祭」(実行委員会主催、岡谷市共催)が19日、市内で開幕した。初日から体験や展示などが行われたほか、JR岡谷駅前のララオカヤ壁面を使って屋外空間にコラージュ作品を生み出す「オ・ラ・ヤ・カ・ラ」では、開会セレモニーとして最後の筆が入れられ、集まった人たちがオープニングを喜び合った。
「オ・ラ・ヤ・カ・ラ」は、取り壊されるララオカヤへのはなむけの意味も込め、創造的な活動から新たな交流の切っかけをつくる意図の企画。8月30日を皮切りに、4日間の制作日を設けてスタッフ、一般の延べ100人余りが、市道に面する建物南側1階壁面(60メートル×3メートル)と地面のマンホールや扉、ダクト、鉄柱、コンセントなどの造作物に色を付けた。
開会セレモニーには、21日(日)までの会期中に各企画に登場するアーティストら4人が参加。色とりどりに彩られたシャッターに、最後の筆を入れた。山本麻琴実行委員長は「市民やアーティストと共にスタートを切れて最高です」と話した。
きょう20日も御諏訪太鼓と書の共演をはじめ、複数の企画が予定されている。詳細は芸術祭ウェブサイトへ。
(写真は、最後に筆を入れて完成させる関係者たち)