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「荒汐珈琲」で下諏訪PR 友之町の観音崎珈琲がコラボ商品

2025年9月9日


 下諏訪町友之町のコーヒー店「観音崎珈琲(コーヒー)」が、6月に町内で合宿した大相撲荒汐部屋(東京都)とのコラボレーション商品を作った。「荒汐珈琲」として、マイルドとすっきりの2種類の味わいを焙煎(ばいせん)し、オリジナルデザインの包装を施して都内、稽古場向いにある同部屋の土産店で販売中。七月場所の千秋楽パーティーでは引き出物にもなり、下諏訪町PRの一翼を担っている。
 町の荒汐部屋交流連携実行委員会による、コラボ商品開発の呼びかけに応じた第2弾。2種類のいずれかを商品化しようと合宿中に力士たちに飲み比べてもらい、どちらも好評のため両方とも商品化した。技にちなんだ名前を付け、マイルドは「寄り切りブレンド」、すっきりは「突き出しブレンド」としてドリップバッグをセットにして販売している。
 パッケージは店主、島田未来さん(35)の妻で「Tone.(トーン)」の名前でデザイン業を営む、あかねさん(33)が担当。規定で力士の顔や名前などの使用に制約があり、同部屋から色紙を借りて力士の手形を採用した。周辺住民、力士たちが手土産にすることも想定して化粧箱は黒とし、包装は色紙をイメージして白の紙に朱色の手形を印刷した。
 町内出身のあかねさんは「小学生の頃に荒汐部屋の力士が学校に来た記憶があり、その部屋と一緒に仕事ができてうれしかった。今回を主軸に、変化を加えながら長く続けたい」、未来さんは「商品を手にした人が、合宿の時などに店に立ち寄ってくれたらうれしい。下諏訪をアピー
ルしたい」と話している。(写真は、荒汐部屋とのコラボ商品を手にする島田夫妻)