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御柱街道1059人駆ける 下諏訪町初のトレイルラン大会に全国から
2025年9月7日
登山道や林道を走るトレイルランニングの大会「下諏訪御柱街道トレイル」が6日、下諏訪町内で初めて開かれた。北海道から鹿児島県まで、全国からロング(43キロ)とショート(14キロ)の2種目に計1059人が出場。諏訪大社下社秋宮を勢いよくスタートし、歴史息づく街並みや山々の自然、尾根からの展望を楽しみながら駆け抜けた。
県内で同様の大会を運営する北信濃トレイルフリークス(KTF)を主体とした実行委員会が主催。中南信の愛好家らの提案を受けて実現した。諏訪大社を中心に、趣ある街並みや稜線(りょうせん)が連なっている地形、景色に魅力があるといい、「神々と一体となる一日」をコンセプトに企画した。
ロングには651人、ショートには408人が出場。山岳トレイルを進むロングでは二ツ山、三峰山、鷲ケ峰を走破して累計標高は2300メートル。ショートは里山を走る累計標高550メートルで、御柱街道や木落し坂を経由した。出場者たちは沿道の応援を受けてスタートし、ゴールの四ツ角駐車場では疲れをにじませながらも晴れやかな表情を浮かべた。
実行委員長でKTF代表の大塚浩司さんは「今までにない絶景と、諏訪大社を中心とした街並みに引かれた。下諏訪の良さを感じながら走ってほしい」と期待。4時間19分33秒でロング1位の船水大也さん(34)=静岡県御殿場市=は「ポイントごとに諏訪湖が望め、苦しい中でも気持ち良く走れた」と話した。(写真は、勢いよくスタートを切る出場者たち)