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趣ある建物とスイーツが話題 下諏訪の「橋本政屋」にブランケットドーナツ専門店

2025年8月31日


 下諏訪町南高木の旧甲州街道沿いにある茶屋跡「橋本政屋」内でオープンした、ドーナツの専門店「ブランケットドーナツ諏訪店」が人気を集めている。江戸時代の趣を残す建物と、米国発祥のスイーツという斬新な組み合わせも話題を呼び、開店と同時に訪れる人の姿も。橋本政屋の当主で、オーナーの長﨑正彦さん(南高木)によると、特に土日や祝日はにぎわうという。
 ブランケットドーナツとは、米国テキサス州の田舎町発祥のスイーツ。生地を電気毛布(ブランケット)で発酵させたことが名前の由来で、もちもちでしっとりとした食感が特徴という。米国でヒットし、近年日本にも上陸。長﨑さんは知人の紹介で知ったといい、江戸時代の茶屋跡でドーナツの販売という、和と洋の組み合わせは「面白いかもしれない」と考え、ことし4月にオープンした。
 味は定番のクラシックから、チョコレート、ストロベリー、カスタードのほか、季節限定の商品や、いろいろな味が楽しめるミニドーナツの詰め合わせなど、10種類以上が並ぶ。
 写真共有アプリ「インスタグラム」を通じて知ったという女性は20日、小学4年生の娘と来店。7種類ほど購入し「初めて来たけれど、歴史を感じる建物。中にはおいしそうなドーナツが並んでいて、食べるのが楽しみ」と話していた。
 長﨑さんは「ドーナツの輪にちなみ、世相の見通しが良くなり、人と人との心の輪が楽しくつながればと願っている」とし「ドーナツを通して、新たに橋本政屋という場所も知ってもらいたい」と話していた。
 営業は午前11時〜午後3時(売り切れ次第終了)。駐車場は30台まで。問い合わせは同店(電080・8633・4679)へ。(写真はドーナツを選ぶ来店者)