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ドレスを教材に役立てて 「ベルアンジュ」が諏実高服飾科へ20着
2025年8月23日
結婚式などの貸衣装を手がけるベルアンジュ(諏訪市高島)は22日、レンタル期限が過ぎたウエディングドレスやカラードレス約20着を諏訪実業高校服飾科へ贈った。来年1月に学習成果発表会を控える3年生たちは、ドレスの構造を学んで自らの衣装制作の参考や、生地を生かした小物の飾り作りなどを検討する。
同社の遠藤愛代表取締役社長(41)は同校商業科卒業生の縁で10年ほど前にも寄贈していて、今回が3回目。20年ほど前から5、6年前までの衣装だが、きらびやかさ、華やかさは健在で、寄贈を受けた3年生たちは「めっちゃかわいい」と思わず声を上げた。
遠藤社長は「喜んでくれる姿がうれしかった。服飾の世界に楽しさを感じてもらい、将来はデザイナーになって、ブライダルの世界を盛り上げてくれたら」と期待した。
チーフの生徒は「衣装の構造などは本やネットなどで勉強してきた。実際のドレスで調べることができ、細部まで研究したい」と感謝。担任教諭も「布地から小物を作るなどのアップサイクルをして、10月の諏実タウンで販売できたら」と検討する。
(写真は、服飾科に贈られたカラフルな衣装=後列右から2人目が遠藤社長=)