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オレンジの花木陰に群生 出早公園に咲くキツネノカミソリ 

2025年8月23日


 30度を超える残暑が続く中、岡谷市長地出早の出早公園でヒガンバナ科のキツネノカミソリが咲いている。生い茂る木々の陰で群生し、鮮やかなオレンジの花が来園者を楽しませている。
 キツネの毛の色をイメージさせる花と、カミソリの形に似た細長い葉が名前の由来とされている。市観光協会によると今月上旬、公園東側の株から咲き始めた。出早雄小萩神社舞屋より北側の株は「来週前半まで楽しめるのでは」とし、「カタクリと紅葉が有名な公園だが、キツネノカミソリも楽しんでもらえたら」と呼びかける。
 園内には連日、散策路から花を眺め、写真に収める人たちの姿が見られる。20日にカメラを手に訪れた上田市の60歳代女性は「(来る時期が)遅かったようだが、とてもきれい」と喜んだ。同園には度々足を運んでいるといい、住民団体「愛楓会」が整備に取り組む園内を「手入れがされている」とし、「秋の紅葉も楽しみにしている」と話していた。
 (写真は、出早公園の木陰に咲くキツネノカミソリ)