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諏訪湖花火が夫婦を祝福 市がオリジナル婚姻届など作成
2025年8月21日
諏訪市はオリジナルデザインの婚姻届と出生届を作成した。市のロゴマークやイラスト、写真の入った記念届書を手元に残すことができ、市市民課では「皆さんに喜んでほしいとデザインをした。諏訪市に愛着を持ってもらえたら」と利用を呼びかけている。
広告代理店の郵宣協会(本社・北九州市)との官民協働の取り組みで、地元企業3社の協賛を受けて印刷。広告主の出稿により、市の財政負担はなく作成できたという。
それぞれ記入例、提出用届書、記念届書の3枚複写式になっている。7月末で発行を終了した「結婚証」に代わる記念の婚姻届は、諏訪湖祭湖上花火大会の水上スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」をデザイン。結婚する2人が互いにメッセージを書いたり、写真を貼り付けたりして残すことができる。
今月5日、新しい婚姻届が初めて提出された。第1号となったのは、中洲に住む男女。市ホームページでリニューアルを知ったといい「大安」に合わせて市民課窓口を訪れた。
「手元に残せるのがうれしい。2人にとって最幸(さいこう)の家庭にしたい」と男性。台紙には「末永くよろしくね」と互いにメッセージを書き込んだ。女性は「花火が諏訪市らしい。笑顔を忘れず、幸せな家庭を築きたい」と話していた。
出生届は明るい未来を感じさせる立石公園からの風景をデザイン。子どもや家族の写真を貼ることができ、出生の記録、名前の由来、家族の言葉の記入スペースがある。
市の昨年度の受理件数は、婚姻届169件、出生届289件だった。
届書は諏訪以外の市区町村にも提出可能。婚姻届は市役所1階の市民課窓口で配布している。出生届は市役所と市保健センター、諏訪赤十字病院、あおぞらレディス&マタニティクリニックで入手できる。
(写真は、新デザインの婚姻届を提出した男女)