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子どもが公民館封鎖 南箕輪村田畑で伝統行事「盆正月」

2025年8月19日


 南箕輪村田畑で16日夜、住民たちが盆明けの17日を休みとして要求する伝統行事「盆正月」があった。ことしも区内の子どもたちが田畑公民館に集まり、正月飾りなどを置いて玄関を封鎖。17日朝、確認に訪れた区役員は「片付けが大変そう」と苦笑いを見せた。
 盆正月は100年以上前から続き、働き詰めだった農家の若者が盆休みの延長を求めたのが始まりとされる。以前は青年会が中心となって区役員の家も含め封鎖していた。近年は地区PTAが子どもたちに呼びかけて行い、コロナ禍を機に昨年から封鎖するのは同館のみにしている。
 子どもたちは同館の玄関前に卓球台やパイプ椅子、子どもが担ぐみこしなどを積んでバリケードを作り、扉を簡単に開けられない状況にした。しめ飾りや門松、鏡餅といった正月にちなんだ飾りもあり、路面には石灰で「お正月」の文字を書き、実力行使した。
 松澤良行区長(69)は「真っ向から肯定はできないけれど、地域住民が一つになれる行事。継続してほしい」とし、「片付けも行事の一環」と、役員と協力して撤収作業に追われていた。
(写真は、封鎖された玄関を確認する区役員)