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水墨画と仮名書の二人展 下諏訪町の伏見屋邸で16日まで
2025年8月8日
下諏訪町の旧中山道沿いにある国登録有形文化財、まち歩き観光拠点施設の伏見屋邸で、「水墨画と仮名書の二人展」が開かれている。70歳代の二人の大胆な構図の水墨画と流麗な仮名書が、歴史的なたたずまいの同邸とマッチし、来場者の目を楽しませている。16日(土)まで。
同邸で3回目の作品展となる百瀬アキ子さんが、岡谷市ソフトテニス協会の仲間、征矢杉水(本名・光子)さんを誘って二人展が実現した。
百瀬さんは10〜30号の水墨画7点を展示。元々、日本画家、花岡哲象さん(同市湊)の指導で日本画を描いていたが、県シニア大学講座を切っかけに15年ほど前から水墨画を始めたという。県水墨画協会南信地区会員展で優秀賞を受けた「雪の御射鹿池」をはじめ、富士見町高森にある観音堂の枝垂れ桜を題材にした「今昔さくら物語」「300年生きる」などの大作を並べた。
征矢さんは幼少の頃から書をたしなみ、「最後は仮名をやりたい」と仮名書に取り組む。「本阿弥切(ほんあみぎれ)」と呼ばれている古今和歌集の写本の臨書をはじめ、古今和歌集や山家集などの仮名書5点を展示。扇面や赤い和紙を使った意欲作もあり、流れるような筆致で見る人を引き付けている。
百瀬さんは「征矢さんを誘って、二人展が開けたことがとてもうれしい。水墨画を見て、きれいだな、いいなという気持ちになってもらえればうれしい」、征矢さんは「仮名書を水墨画と同じように、線と墨色の景色として見てほしい」と鑑賞を呼びかけた。
入場無料。午前9時から午後4時半まで。月曜日と祝日の翌日休館。問い合わせは同邸(電0266・27・3441)へ。(写真は、二人展を開いた百瀬さん=左=と征矢さん)