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辰野町新町の古民家にダイニングカフェ「えんくる」オープン
2025年7月24日
辰野町新町に有機無農薬野菜を扱うダイニングカフェ「えんくる」がオープンした。運営するのは山梨県から移住した古川勉さん(79)と恵さん(67)夫婦、友人の藤崎富美子さん(70)の3人。町への移住を決める4年前から温めてきた構想が、ようやく形になった。「健康にいい食事を知ってほしい」と、季節の野菜を献立にした食膳を主に提供する。
店舗は、長く使われていなかったという古民家。購入時は天井や床などが抜けている部分があり、「住むことができる状況ではなかった」。勉さんがリフォームし、張り材は客席から見えるように往時の雰囲気を残しながら再生。客席部分は黒を基調とした落ち着いた空間にし、約20席分を用意した。併せて、外構工事にも取り組んだ。
提供するのは、店舗隣接の約2アールの畑で育てる季節の野菜。3人は町に移住する前、山梨県で長く有機野菜を育てていた。その知識と技術を生かし、現在はトマトやナス、キュウリ、ピーマン、カボチャなどを栽培。野菜本来のうま味を引き出すという調理法「重ね煮」で作った週替わりの穀物菜食膳やカボチャの甘酒、焼き菓子などを提供する。
木、金、土曜日の午前11時〜午後5時営業。食事の提供は当面、予約制で対応する。食膳は税込み1300円。3人は「店舗にリフォームできるのか最初は不安だったが、何とかここまできた」と胸をなで下ろし、「有機野菜は本当においしい。食事の提供を通じて、地域の皆さんの意識や考えを変えていければ」と話している。
カフェと同時に食泊施設もオープンした。申し込み、問い合わせは同店(電0266・55・4026)へ。(写真は有機野菜を手に利用をアピールする恵さん、勉さん、藤崎さん=左から))