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諏訪湖スマートIC 料金所など歩いて見学

2025年7月7日


 諏訪市は6日、諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)に接続するアクセス道路の見学会を開いた。開通を3週間後に控え、市民約40組約70人が参加。市建設課職員の説明を聞きながら、舗装を終えたばかりの新しい市道や諏訪湖サービスエリア(SA)に直結する料金所周辺を歩いた。
 事業は2021年5月に着工。諏訪湖SA近くの山から土砂約10万立方メートルを切り崩し、地中部分となるコンクリート構造物のボックスカルバートを設置。市とネクスコ中日本で上り線アクセス道路890メートルを整備した。
 27日(日)の開通後は自動車専用道路になるため、歩いて見学できるのは最初で最後の機会。強い日差しが照りつける中での開催だったが、参加者たちは工事概要などを聞き、新たに設置される玄関口の完成を自分の足で確かめた。
 参加した女性は「思った以上に大きくて、とても大規模な工事だったのだと実感した。家にも近いので、名古屋方面や岡谷に行く選択肢が増えて便利になりそう」と話していた。
 諏訪湖スマートICはETC(自動料金収受システム)を搭載した車長12メートル以下の車両で通行可能。27日の開通式典の後、午後3時から一般利用を始める。
(写真は、料金所のゲート付近を見学する参加者)