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熱戦制しゴール切る スワコエイトピークストライアスロン

2025年6月30日


 諏訪6市町村を舞台にした「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会2025」(実行委員会主催、岡谷市民新聞社など共催)が29日、諏訪湖周や八ケ岳山麓を巡るコースで開かれた。ことしはゴールを諏訪湖ヨットハーバー(諏訪市)から石彫公園(同)に移して実施。33都府県から集まった「鉄人」約700人が雄大な自然を堪能しながらスイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(ランニング)の計88.6キロで熱戦を繰り広げた。
 下諏訪ローイングパーク(下諏訪町)のスタートラインに立った選手らは、号砲で一斉に湖へ。声援やラッパ吹奏の後押しを受けながら泳ぎ切ると、トランジション(競技種目の転換)でバイクに乗り込み、諏訪湖畔を駆けた。
 ゴールの石彫公園は、トップ選手の姿が見えると歓声に包まれ、テープを切ると拍手が起きた。序盤からトップを維持し、3時間44分5秒で優勝した会社員の韮澤由吏さん(24)=新潟市=は「特にバイクはタフで、ほかのレースにはないきつさや楽しさがあった。(ランでは)ペースが落ちてしまったが、家族や沿道の応援が力になった」とレースを振り返り、「競技人生で初めて優勝できたのでうれしい」と喜んだ。
 実行委は県や諏訪6市町村、商工会議所・商工会などで組織し、大会は2022年に始めて3回目。約800人のボランティアと警察、消防、交通安全協会などの関係機関・団体、管内の医療チームが運営を支えた。昨年は雨の影響で関連イベントの中止や一部コースの短縮もあったが、今回は子ども対象の「キッズラン」なども同時開催された。(写真は最初の種目「スイム」で諏訪湖に飛び込む選手たち=下諏訪町)