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〝成田の梅〟上々の出来 収穫した実 きょう販売

2025年6月27日


 岡谷市の成田公園で25、26両日、梅の収穫が行われた。市によると、5月の低温が影響してか小ぶりな実が多いが、収量は平年並みの約330キロで品質も上々。職員約50人が、鮮やかな翠色(すいしょく)の実を手作業で袋に詰めた。きょう27日午前10時から、イルフプラザ1階イルフ岡谷食品館で販売する。
 同公園は1917年、昭和天皇の立太子を記念して開園。昭和40年代に梅の植栽を開始し、今では「白加賀」を中心に1.8ヘクタールに約250本が植わる。市は2005年から、収穫した実を一般向けに販売。収益は都市公園の維持管理に充てる。
 販売を心待ちにしている市民も多く、昨年も開店前に100人ほどが並んだという。ことしは1キロ税込み500円で約330袋を用意。市まちづくり整備課は「数に限りはあるが多くの人に購入してもらい、公園への親しみを深めてもらえれば」と期待する。
 (写真は、収穫した梅の実を袋詰めする市職員たち)