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迫力の「ゴジラ」箔の技術で輝き 中央印刷と東宝 劇場版ポスター商品化

2025年6月20日


 中央印刷(本社・東京都)と東宝(同)がタイアップし、きょう20日に「ゴジラ」劇場版ポスターのデザインを採用したプレミアムポスターが発売される。劇場版は通常、一般には出回らないが、中央印刷の独自技術「箔(はく)印刷」であれば効果的に視覚に訴えられ、偽造もできないとして東宝公認で商品化。岡谷市もロケ地になった「ゴジラ−1.0(マイナスワン)」(2023年)などの2枚セットを6種類用意し、市内では中央印刷岡谷工場(川岸上)窓口で購入できる。
 中央印刷によると、東宝にとっても映画館にのみ張り出す劇場版ポスターのオフィシャル商品化は初の試み。マイナスワンと、米国で製作された「ゴジラ×コング新たなる帝国」(24年)の直近2作品のビジュアル12種類から、2枚を1セットにした。いずれもB2判(515ミリ×728ミリ)で、中央印刷岡谷工場と同社オンラインショップ、全国の「ゴジラ・ストア」のみでの取り扱いという。
 同社は23年、マイナスワン封切りに合わせ、舞台になった旧市役所庁舎とゴジラを組み合わせたポスターを製作。その後、同じように舞台になった浜松市、茨城県版も作り、いずれもあっという間に完売。今回はこうしたつながりが更に発展し、製作に至ったという。
 ゴジラ×コングを採用したポスターは日本の映画館にすら掲示されていない品。いずれのデザインも公開時のゴジラの迫力はそのままに、箔と疑似エンボス加工で輝きと、光の当たり具合による立体感を加えた。佐伯克己常務は「全国どこの印刷会社もやった事例はない。(マイナスワンの)山崎貴監督が新作ゴジラ映画を手がけることも決まった。盛り上げにもなれば」と話す。
 印刷元特別価格として、同社では税込み3300円(送料別)で扱う。問い合わせは岡谷工場(電0266・22・5551)へ。
(写真は、きょう発売されるプレミアムポスターの一部)