NEWS

お相撲さん身近に 荒汐部屋下諏訪町内5校で交流

2025年6月14日


 下諏訪町内の全4小中学校と県花田養護学校で13日、荒汐部屋の力士たちとの交流会があった。前日に始まった同部屋の下諏訪合宿に合わせて企画され、力士ら16人が各校を訪問。児童、生徒は一緒に相撲を取ったり、話をしたりして相撲や力士を身近に感じ、関心を高めた。
 下諏訪南小には若隆景関、大青山関をはじめとする力士8人が来校し、全校児童511人と交流。低学年と高学年に分かれて行った交流相撲では、児童が5、6人の束になって力士に挑んだ。中にはひょいと軽々しく持ち上げられる子どももいたが、「押せ」「頑張れ」などの声援を受け、力を合わせて土俵の外に押し出し、うれしそうにしていた。
 相撲を取った後には、「1日どれくらいご飯を食べるの」「どうやったら体が大きくなるの」などと力士に質問し、返答に驚いていた。3、6年生はクラスごと一緒に給食を味わい、余っている牛乳を懸けたじゃんけんをしたり、サインをもらったりしていた。
 信州塩尻相撲クラブに所属し、友達と一緒に作戦を立てて交流相撲に臨んだという6年の児童(11)は「強かった。みんなで、足を狙う作戦がうまくいってうれしかった」と話し、自身の目標について「わんぱく相撲で全国大会に行きたい」と意気込んでいた。
 若隆景関は「身近で相撲を体験してもらい、楽しそうにやっている姿が見られて良かった」と話していた。(写真は、力を合わせて力士に挑む子どもたち=南小)