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節目に更なる友好約束 辰野町とワイトモ姉妹都市提携30周年記念式典
2025年6月11日
辰野町は9日夜、ニュージーランド・ワイトモ地区との姉妹都市提携30周年の記念式典を荒神山公園のたつのパークホテルで開いた。町の関係者やワイトモからの訪問団のメンバーら60人余りが出席。節目を祝い、これからも友好を深めていくことを誓った。
町とワイトモは、共に蛍の名所があることを縁とし、1995年に姉妹都市を提携。町の中学生をワイトモに派遣し、ワイトモの訪問団を受け入れてきた。ことしは6日に訪問団が来町。小学生8人と大人6人がホームステイをしながら開催中の「信州辰野ほたる祭り」を楽しんだり、町内の小学生や短大生と交流したりした。
武居保男町長は「今後も友好関係が末永く続き、共に発展していくことを願っている」とあいさつ。姉妹都市委員会のジャニス・マクドナルド委員長(58)は互いに子どもたちを派遣し合っていることに触れ「私たちの関係の重要な特徴で、互いの文化への理解が得られている。再び皆さんをお迎えできることを楽しみにしている」と述べた。
互いに贈り物も用意した。町は伝統工芸の江戸切子のグラスと姉妹都市提携30周年の記念パネル、訪問団はツチボタルの名所であるワイトモ洞窟の写真のパネルを贈った。
式典は、翌日朝に町を去る訪問団の送別会を兼ねて開いた。ホストファミリーも出席し、別れを惜しんだ。
(写真は、町とワイトモの更なる交流と発展を誓い、乾杯する出席者たち)