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小屋作りで木に親しむ 箕輪町の松島保で

2025年5月30日


 上伊那建設労働組合箕輪分会は29日、箕輪町の松島保育園で、園児が遊びに使う木製の小屋二つを作った。年長43人も作業に参加し、のこぎりで木材を切ったり、くぎ打ちをしたりして木に親しんだ。
 コロナ禍前まで毎年行っていた地域奉仕活動の一環で、再開は6年ぶり。園から木育活動への協力依頼を受け、園西側の遊び場「クローバーの丘」にある古い小屋を更新することになった。
 会員8人が訪れ、2クラスごとに作業。長さ4メートルの杉板を14枚ずつ使い、奥行き1メートル、幅0.7メートル、高さ1.3メートルの三角屋根の小屋を組み立てた。園児はくぎをハンマーで打ち込む仕事を手伝い、「上手、上手」と褒めてもらいながら、真剣な表情を見せていた。
 小屋は各クラスで決めた希望に添い、一つは黒と明るいブルー、もう一つは赤とピンクに会員が塗装。塗料が乾くのを待ち、来週には園児が入って遊べるようになるという。
 将来は大工になりたいという園児は「くぎをとんとんするのが楽しかった。遊ぶのが楽しみ」と笑顔。分会長の飯室光広さんは「子どもたちが積極的に手を出してくれ、良い時間になった。みんなで一つのものを作るという楽しさを体験し、良い思い出にしてほしい」と願った。
(写真は、真剣な表情で小屋にくぎを打ち込む松島保の園児)