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八島湿原の風景切り取りトートバッグ あざみ館に新商品
2025年5月18日
下諏訪町を代表する観光地の一つ、八島湿原の自然豊かな風景を柔らかなタッチで切り取ったトートバッグが、八島ビジターセンター「あざみ館」の商品として新たに加わった。町の地域おこし協力隊員、藤原祐太さん(37)が「自分だったら欲しいかどうか」に重きを置き、手軽に使えて温かみのある品に仕上げた。
初めて八島湿原を訪れた時、藤原さんは「湿原が広がり、木道が続いていく景色がきれいで印象的だった」といい、記憶と写真を基にデザインに取りかかった。「山の丸みや、湿原のもこもこしている様子などの自然の美しさ、気軽に訪れることができる場所だと伝えたかった」と話す。
出来上がったバッグは、生成りの生地に「自然を感じられる深緑色」で円状に八島ケ池やキレンジャク、アザミなどの湿原で見られる鳥や花、チョウのほか、木道を散策する人の姿を描いて八島の魅力を表現。記念になるよう「霧ケ峰」「八島湿原」の文字をさりげなく入れたほか、藤原さんが「どこまでも歩いて行きたい」と思ったという木道はあえて円状から飛び出すようにして、長く続いていることを表したという。A4サイズが入る大きさで、税込み1800円。
藤原さんは「八島湿原の自然を味わった記念にぜひ手に取ってみてほしい。日常的に使ってもらうことで、訪れた時のことを思い出したり、周囲の人と話題にしてもらったりして、足を運ぶ切っかけになったらうれしい」と話している。問い合わせは同センター(電0266・52・7000)へ。(写真は藤原さん=右=デザインの八島湿原の魅力が詰まったトートバッグ)