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水面に映る新緑 御射鹿池幻想的に
2025年5月18日
茅野市豊平奥蓼科のため池「御射鹿池(みしゃかいけ)」で、新緑がまぶしい季節を迎えている。カラマツが濃淡の若葉を付け、穏やかな水面(みなも)に映り込み、幻想的な風景を見せている。
標高1500メートルの山中にあり、昭和初めに造られた農業用のため池。日本を代表する画家・東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフになったことでも知られる。テレビCMの舞台にもなるなど季節ごとに表情を変える景色が注目を集める。夏にかけて深緑を描く。
新緑の時季は連日、県内外をはじめ国外からの観光客が訪れ、週末は待たないと駐車場に車を止められないほど。来訪者はカメラやスマートフォンを向け、美しい光景に「きれい」と癒やされている。(写真は見頃を迎え若葉を付けたカラマツが湖面に映り込む御射鹿池=15日午前10時40分ころ)