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来月 「下諏訪合宿」イベント詳細決まる
2025年5月8日
大相撲荒汐部屋(東京都)の下諏訪合宿を6月に控え、下諏訪町や下諏訪商工会議所などでつくる「荒汐部屋交流連携実行委員会」が、期間中に開くイベントの詳細を決めた。地元住民や全国のファンなど約180人で力士らを囲む13日(金)の歓迎会を皮切りに、稽古に合わせたキッチンカーの出店、荒汐親方(元・蒼国来)の講演会、力士らとの交流会などを企画。多くの地元住民に参加を呼びかけ、全町挙げて力士たちを歓迎する。
合宿では12日(木)〜26日(木)、十両以上の若隆景関や若元春関、大青山関をはじめとした力士14人、荒汐親方など約20人が町内に滞在する。実行委は2月、部屋と交流を更に深めると同時に、経済効果を期待して発足。これまで以上の盛り上がりを創出しようと、イベント企画や周知に力を入れている。
13日には、力士たちが町内の小中学校や養護学校を訪ねた後、午後4時から諏訪大社下社秋宮を公式参拝。歓迎会は午後6時から、秋宮参集殿で開く。稽古は14日(土)〜24日(火)=19日(木)を除く=の午前7時半から、赤砂崎公園多目的広場の土俵で公開。キッチンカーが2、3台出店するほか、部屋や大相撲のグッズ販売もある。
荒汐親方の講演会は14日午後2時から同商議所会館で開き、入場無料(事前予約不要)。21日(土)には、午前9時半ごろの稽古終了後に「ふれあい祭」を赤砂崎公園多目的広場で開き、先着300人へのちゃんこ振る舞いや写真撮影などで力士と交流してもらう。
7日、実行委が会見を町役場で開き、詳細を発表した。催しのほかに、町内2事業者が部屋とのコラボレーション商品を作ることや、町内に掲げるのぼり旗、土俵周りに立てる大幟(のぼり)旗の図案も提示。力士の宿泊場所を諏訪自動車会館「Bu—bu(ブーブ)」、ちゃんこ場を広瀬町の飲食店「素楽(そら)」に設けることも明らかにした。
会長の宮坂徹町長は「迫力ある稽古や、町内で自転車に乗ったり歩いたりする力士の姿が見られる機会。多くの町民に触れ合ってほしい」、小林秀年会頭は「いい環境で合宿をして、名古屋(七月)場所で成績を上げてほしい。今まで以上に交流を深めて経済的な恩恵が生まれるようにしたい」と話した。
実行委は20日(火)まで、秋宮参集殿で開く歓迎会のチケットを総合文化センターで先行販売している。歓迎会では、部屋特製ちゃんこでの食事や、国技館観戦升席の招待券が当たるじゃんけん大会などを予定している。
参加費は10000円(未就学児は無料)。21日(水)以降は、荒汐部屋公式オンラインショップでチケットを取り扱う。問い合わせは同センター内の教育こども課教育総務係(電0266・28・0001)へ。(写真は、のぼり旗の図案を示して合宿をPRする小林会頭=左=と宮坂町長)