NEWS

100枚全て五月晴れの空へ 「こどもの日」に岡谷凧の会が連だこ

2025年5月6日


 岡谷凧(たこ)の会は「こどもの日」の5月5日、たこ揚げ会を岡谷南高校裏の岡谷湖畔公園多目的広場で開いた。同会が用意した色とりどりの連だこが風に乗り、公園を訪れていた子どもたちが太い糸を手にしたり、たこを数えたりして歓声を上げた。
 日本の伝統的な遊びに親しんでもらおうと、30年近く続ける催し。毎回用意する連だこは、ビニールと竹ひごで作られたダイヤ型が1メートル間隔で100枚連なっている。ここ4、5年は強風で30〜40枚ほどしか揚げられなかったというが、ことしは風の状態が良く、五月晴れの空に全て舞った。
 たこ揚げを見がてら、祖母(60)と公園へピクニックに訪れた園児(4)と弟(2)も連だこ揚げを体験。押野茂男会長(70)に手伝ってもらいながら、糸をつかんで「揚がった」「高い」などと喜んでいた。
 押野会長は「遊びの選択肢は増えているが、たこは続いてほしい。来た子どもは喜んでくれるので楽しさを知ってくれれば」と話していた。(写真は押野会長=左=と連だこを揚げる子どもたち)