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岡谷の湊湖畔公園で社会実験 手ぶらで楽しむバーベキュー開設
2025年4月29日
岡谷市湊の湊湖畔公園を、諏訪湖周利用者の休憩施設「レイクサイドオアシス(仮称)」へと整備する事業に先行し、市はにぎわい創出に向けた社会実験を現地で始めた。信州バーベキュー協会の協力で、5月11日(日)まで手ぶらで楽しめるバーベキュー施設を開設。利用者にはアンケートに協力してもらい、集まった声をハード、ソフト両面の整備に生かしていきたい考えだ。
レイクサイドオアシスは、昨年4月末に全線開通した諏訪湖サイクリングロードの整備計画に関わる最後の事業として県と市が取り組む。約4300平方メートルある公園のうち、およそ半分をイベント実施なども想定した芝生広場とし、自転車のメンテナンススペースを備えたトイレ棟、ベンチなどを置く構想だ。
バーベキュー施設は26日に開設し、初日から予約が入るなど盛況。来場者は「乾杯」を合図に諏訪湖、八ケ岳を眺められる絶景の中で喉を潤し、協会プロデュースの本格アメリカンスタイルで焼く肉や野菜を堪能した。
アンケートは性別、年齢など属性を問うものから諏訪湖に来る目的、このバーベキュー場を選んだ理由、レイクサイドオアシスや湖畔に欲しい施設やサービス、アクティビティーを問うものまで複数。利用者は食事を終えると、QRコードを読み込んで早速回答していた。
協会の今井隆宏会長(59)は「前々から岡谷に開設できないかと考えていたこともあり、いいタイミングだった。県外から来る方に人気の県産野菜を取り入れるなど、魅力発信にも協力したい」と話す。
利用には予約が必要。予約はウェブサイト(https://is-club.co.jp/outdoor/bbqmarina/)か電話(0266・24・2391)で受け付ける。
(写真は、湊湖畔公園に登場したバーベキュー施設)