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ふるさとを食でアピール 箕輪町出身の男性 地元の酒や米提供
2025年4月18日
箕輪町出身の男性3人が昨年12月、東京都墨田区の東京スカイツリー近くに「焼き肉居酒屋みのわ」をオープンした。故郷への愛を込め、伊那谷や県内の地酒、町内産の野菜などを使ったメニューを提供する。「まずは都内で成功し、いずれは町内にも店を持ちたい」と夢を膨らませる。
三浦峻平さん(32)、田中良さん(32)、松浦蓮さん(31)の3人が開業した。三浦さんと松浦さんは学年は違うが小学生の頃から仲が良く、松浦さんの高校卒業後に、同じ専門学校に通うため共に上京。7年前に三浦さんが知人の焼き肉店を手伝うことになり、3年ほどたってから、当時諏訪市の飲食店で働いていた中学時代からの友人田中さんを呼び寄せた。独立を目指す中で、別の仕事に就いていた松浦さんを引き抜き、念願の開店にこぎ着けた。
国産ハラミをはじめとした上質な肉を、厨房(ちゅうぼう)で焼いてから提供するのが店のスタイル。米は伊那産コシヒカリ、野菜は町内などから仕入れる。酒は「井乃頭」「仙醸」「信濃鶴」「夜明け前」「真澄」などをラインアップする。客からは「米が段違いにおいしい」などと、うれしい声が聞かれるという。
「3人の輪」を表現した店のロゴマークも箕輪町の町章をアレンジして作った。三浦さんは「みんなが家族のような温かさがあり、自然も豊かな箕輪が大好き。地元に帰ってきたようなアットホームな店をつくりたい」と意気込みを語り、「箕輪に興味を持つ人が増えるようにどんどんアピールしていく。上京したときにはぜひ、立ち寄って」と呼びかける。
(写真は、焼き肉居酒屋みのわを開業した=左から=田中さん、松浦さん、三浦さん=同店提供)