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横河川 桜回廊下流から満開に
2025年4月17日
岡谷市の横河川堤防沿いに植わる桜が、咲き誇っている。市が9日に開花宣言をして以降、桜前線は諏訪湖側の下流から上流へと北上。現在は下流側でほぼ満開となり、訪れた人たちが思い思いにひとときを過ごしている。
鉢伏山から諏訪湖へと注ぐ横河川の堤防には、ソメイヨシノを中心に約400本が植わる。地元青年会が、大正天皇の即位奉祝事業で植えたのが始まりとされ、満開時には川の方へと張り出すように伸びる枝から無数の花が開き、回廊のような光景をつくり出して人気を集める。
河口側右岸にある基準木に、5輪以上が咲いているのを市職員が確認して開花を宣言。市と市観光協会は20日(日)まで「横河川桜まつり」を開催し、内外に絶景をアピールしている。
風が強く、若干の肌寒さを感じる陽気となった16日も付近は盛んに人が往来。スマートフォンやカメラを手に絶景を収めたり、ベンチや敷物に座って盛りを迎えた桜花を見上げたりしていた。
原村から訪れた女性(42)は「父の家が近くにあり毎年見に来ている。ことしもきれいに咲き、見頃に来られて良かった。来年もまた来たい」と話した。
現地では散り終わりまでをめどに、夜間は花見電灯の点灯、一部区間でライトアップも行われている。
(写真は、ほぼ満開を迎えている下流側の桜並木=16日午前10時ころ)