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松野屋とコラボ 豆乳ソフト提供 下諏訪町亀屋一福が第3弾 地域の活性化目指し
2025年4月9日
下諏訪町大社通の「門前ひろば食祭館」内にある喫茶店「亀屋一福(いっぷく)」は、同町西鷹野町の豆腐製造・販売「松野屋とうふ店」とコラボレーションした豆乳ソフトクリームを提供している。地元事業者との協力で、地域の活性化を目指す第3弾。濃厚な味わいが特徴の豆乳を生かした一品が、来店客を楽しませている。
亀屋一福は、食祭館を運営する諏訪湖リゾート(諏訪市高島)の直営店。2022年に開業し、これまで喜多屋醸造店(岡谷市天竜町)のみそ、諏訪御湖鶴酒造場(同町御田町)の酒かすを使ったソフトクリームを扱ってきた。諏訪大社下社秋宮の膝元にある立地を生かし、地元のPRに一役を担っている。
松野屋は創業104年目を迎える老舗。県内産大豆「ナカセンナリ」を100%使った豆乳は成分無調整で「豆腐が作れる生粋の豆乳」(同店)。大豆の固形分が含まれているため温度変化で固まりやすく、同店か出張販売でのみ扱っているという。
豆乳ソフトクリームは、ミルクをベースに製造して「甘すぎず、しつこくない。豆乳の味がしっかりとする」(両店)味わいに仕上がった。スポイトに入れた黒蜜も一緒に提供し、一度で二種類の味を楽しめるようにした。料金は税込み550円。
25日(金)まで、豆乳ソフトクリームを買ったレシートを松野屋に持参すると、一つにつき「お買い得商品」の豆腐など1品を無料で選べる特典も展開中。引き替えは当日限りで、松野屋が定休の日曜日分は月曜日まで有効とする。
亀屋一福の宮嶋純マネジャーは「観光客に限らず、地元の人にも味わってもらい松野屋さんを知ってほしい。相乗効果が生まれたらうれしい」、松野屋の松澤貞行専務取締役は「おいしい豆腐屋が下諏訪にあることを知ってもらい、地域活性化の切っかけになればうれしい」と話している。問い合わせは食祭館(電0266・26・4932)へ。(写真は、豆乳ソフトクリームをPRする食祭館、松野屋とうふ店の代表者)