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岡谷市の横河川の桜にLED照明 西堀区壮年会が初の試み
2025年4月7日
岡谷市の横河川沿いで、桜の開花を前に花見電灯の点灯が始まった。県道下諏訪辰野線より下流を担当する西堀区壮年会は併せて、堀ノ内のJR中央東線鉄橋近くの右岸にある2本をLED(発光ダイオード)照明で初めてライトアップ。近年には映画のロケ地に選ばれて注目も集まる中、更に多くの人が足を運ぶ切っかけになればと期待する。
両岸約4キロにソメイヨシノを中心に約400本が植わり、最盛期には花回廊が現れる市内随一の花見スポット。LEDライトの設置場所は、西側に直線で伸びる市道や対岸、鉄橋を通る電車から見えるため選んだ。それぞれ、2基のライトで明るく照らしている。
同区では毎年、壮年会が花見電灯の点灯のために全戸から寄付を集めるほか、桜のアメシロ消毒や土手の草刈りなども担う。LED照明の設置は昨年度にアイデアが出て、試行的に行うことにした。
反響があれば来年以降、増設も検討するといい、北田高義会長(64)=堀ノ内=は「花が付き始めたら、きれいになる」と期待する。少なくとも区内の木は大正天皇の即位記念で植えられ、100年以上が経過。近年は倒木もあるといい、「この機会に多くの人に見てほしい」と願う。
花見電灯は小井川、西堀両区が設置し、ことしは3日に点灯を開始。同時に、LED照明によるライトアップも始めた。いずれも午後6時半〜10時で、散り終わりをめどに終了する。
市商業観光課によると、昨年は4月9日に開花宣言し、ことしも9日ころを見込む。市と市観光協会は5日〜20日(日)を「横河川桜まつり」とし、PRしている。
(写真は、LEDライトで照らされている桜=3日)