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小野おんばしら 来月5日山出しへ 矢彦神社の御柱祭 一・四の柱が先陣

2023年2月25日

小野おんばしら
 「小野おんばしら」で知られる辰野町小野の矢彦神社御柱祭で、一の柱と四の柱の山出しが3月5日(日)行われる。曳行を担当するのは小野地区で、後日行われる雨沢地区の三の柱、飯沼地区の二の柱の先陣を切って曳き、7年目ごとの祭りで地域を盛り上げる。
 曳き出し地点は小野公園近くにある山の神前。一の柱は午前8時に曳行を始め、後に続く四の柱の出発は10時半。2本の御柱とも小野地区が担当していて曳子も同じのため、一の柱を一定区間曳いた後、次に四の柱を曳き、再び一の柱に戻る交互曳行の形で進める。
 JR線と国道153号を横断し、終点の上町公民館下に曳きつける。曳行距離は約700メートル。安置後の神事で日程を終える。小野地区御柱祭実行委員会の小澤達司委員長は「新型コロナの感染対策を取りつつ、にぎやかで安心安全の山出しにし、他地区の山出しや5月の里曳きの盛り上げに結びつけたい」と話す。
 三の柱の山出しは3月19日(日)、二の柱の山出しは同25(土)26(日)両日。小野神社(塩尻市北小野)と日程を合わせて5月3日(水=祝日)〜5日(金=祝日)に行われる里曳き、建御柱につなげる。(写真は金のおんべを持ち、木やり練習をする子どもたち=旭公民館)