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絵画キルト大賞一度限り復活 原田泰治美術館

2026年10月26日


 諏訪市原田泰治美術館(渋崎)は、2020年に15回を最後に終了した公募展「原田泰治の世界をキルトで遊ぶ 絵画キルト大賞」を一度限りで復活させる。公募展打ち切り後も「新作を作っている」との声が多数寄せられているのを受けたもの。27年4月に作品を受け付けて審査後、7月に絵画キルト展を開くことになった。
 絵画キルト展は、原田さんの絵を布で表現した北海道積丹町の布絵愛好家、佐藤領江子さんの作品展「佐藤領江子絵画キルトの世界展」(02年開催)が原点。これを機に、キルトにする際の著作権の照会が寄せられ、自由に作品を作ってもらう場として、04年に絵画キルト大賞を創設した。終了した20年までに全国の574人が1148点を出品している。
 公募展中止以降、幻となった21年の公募展出品を予定して制作を進めた愛好者から「作品を展示する場はないか」との問い合わせや新作の報告などが相次いだ。同館でも検討を重ねた上、熱心な愛好者の努力に報いる発表の場として、今回に限って公募展を実施することにした。
 公募作品は2部門。素朴画をキルトで創作した「ふるさと絵画」は作品全体だけでなく、一部を切り取ったミニキルトもOK。イラストなどをキルトにした「挿絵・イラスト」は文字や挿絵でも構わない。作品は布、糸、綿を使って三層で仕上げ、大きさは1.5㍍四方。2部門合わせて1人2点まで応募できる。
 来年4月1日(木)から10日(土)まで作品を受け付け、キルト作家の小関鈴子さん、宮内恵子さん、原田さんの長女、原田美室さんが審査に当たる。最優秀賞、優秀賞各1点、各部門賞2点、審査委員賞数点、入選20点程度を決め、表彰式を7月上旬に同館で開く予定。詳細は同館ホームページで。
 (写真は、1回限りで復活するキルト大賞に応募を呼びかける同館学芸員)