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戦場カメラマンが伝える 渡部陽一さん写真展 原田泰治美術館
2026年10月9日
戦場カメラマンで知られる渡部陽一さん(54)の写真展「世界を見つめる、未来を描く。」が11月29日(日)まで、諏訪市渋崎の市原田泰治美術館で開かれている。戦禍でも笑顔でひたむきに生きる子どもたちを主人公にした30点が、来場者たちの感情を揺さぶっている。
渡部さんは静岡県富士市の生まれ。明治学院大学法学部法律学科卒。学生時代、内戦中のルワンダを訪れた際、銃器を持つ少年たちから助けを求められたことが機になり、世界各地の紛争地域で取材を続け、訪れた国と地域は130を超える。
県内では初という写真展に展示したのは、イラク、西アフリカ、アフガニスタン、ウクライナなどで1998年から2017年までに撮影されたもの。イラクで劣化ウラン弾の影響から悪性腫瘍ができた少年の写真には「改めて、戦争の被害者は子どもなのだと痛感しました」の言葉がキャプションに添えられる。一方、無邪気に米兵と遊ぶ子どもたちも捉え「戦争がなくなり、こんな友好関係が訪れることを願います」とも。
同館の岩波亜希子学芸員は「今ある私たちの日常の尊さを、戦地の子どもたちの姿から感じ取ってほしい。ぜひ同世代の子どもたちにも見てほしい」と来場を呼びかける。
(写真は、戦地での子どもたちを捉えた渡部さん)
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