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伝統の「火祭り」15年ぶりに 岡谷市湊の浅間神社で10月24日
2026年8月27日
岡谷市湊の浅間(せんげん)神社で10月24日(土)、10年に1度の伝統行事「火祭り」が行われる。新型コロナ禍や諏訪大社御柱祭、同社下社夏の遷座祭「お舟祭り」への奉仕に伴う住民の負担を考慮した実施見送りを経て、15年ぶり。地元小坂区では経験者や、伝統を継いでいく若年層を織り交ぜた祭典委員会を立ち上げ、本格的な準備に入った。
区などによると、江戸時代後期に富士浅間神社から勧請(かんじょう)され、火難よけや安産、子宝の神という木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祭る。火祭りは、姫が産屋で火に包まれながら皇子(みこ)を産んだとの伝承に由来するとされ、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛、地域発展などを祈願し、区民がたいまつを手に浅間山頂上の神社を目指す。
区史には1920(大正9)年、80(昭和55)年、90(平成2)年のほか、明治100年を祝い68(昭和43)年に行った記録が残る。2000(平成12)年にも開き、おんばしら年と重なった10(同22)年は開催を見送り、前回の11(同23)年は300人余りが参加。21(令和3)年が次の開催年だったが、新型コロナ禍で断念した。
区では、区文化福祉委員でつくる企画委員会が昨秋に準備を始め、移行する形で7月29日に祭典委員会を発足。四つの町内から選出された委員約40人で構成する。かつては60年に1度、庚申(こうしん)の年に行ったが「継承が困難」として、いつしか10年ごとに変更された経緯があり、委員には前回の経験者も名を連ねる。
同日の初会合で、田中邦夫祭典委員長(区長)は、前回経験者の一人として「前回よりも更に良い祭りにしたい」と協力を要請。花岡哲夫副祭典委員長(文化福祉委員長)が祭りの概要や近年の開催状況を説明し、「(当日まで)突っ走る。時代に合わせた規模で行い、2026年版をつくろう」と呼びかけた。
祭典委によると今後、当日の詳細な進行計画を決めるほか、委員が設営、接待、祭典、安全の四つの部に分かれて準備を進めていく。
(写真は、15年ぶりの火祭り開催に向けて発足した祭典委の初会合)
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