NEWS

宵祭り町に活気 諏訪大社下社でお舟祭り 下諏訪町

2026年8月1日


 諏訪大社下社夏の遷座祭「お舟祭り」の宵祭りが31日、下諏訪町であった。JR下諏訪駅前から秋宮にかけて夜店市や露店が並び、みこしや長持のパレード、ダンスや太鼓演奏などが各所で行われ、一帯はにぎやかに。下諏訪町の姉妹都市、愛知県南知多町から初めて伝統の山車(やまぐるま)も訪れてからくり演目を披露し、文化交流が実現した。
 町民祭りに位置付け、町お舟祭り実行委員会が主催した。四ツ角駐車場で開会式を開き、会長の宮坂徹町長は「山車が来て今回は歴史的な良い祭りになる。大切に守り伝えてきた祭りを大いに楽しんで」とあいさつ。実行委員長の小林秀年下諏訪商工会議所会頭は「夏の下諏訪を楽しみ、思い出の一つにして」と呼びかけた。
 祭りは山車「鳳凰(ほうおう)車」の演目「文字書きからくり」で幕を開けた。諏訪地方から知多半島に渡ってできた宮彫りの「立川(たてかわ)流知多一門」が彫刻を手がけた山車。上部に立つ2体の人形が、お囃子(はやし)が響く中で協力し、半紙に諏訪大社御柱祭にちなんだ「柱」の文字を書いた。
 小学生のダンスが続き、門前ひろば食祭館前や秋宮でも吹奏楽や和太鼓、木やりなど約20団体がパフォーマンス。大人のみこしで威勢良く始まったパレードでは、子どもみこし、町内地区ごと16団体による計23竿(さお)の長持が連なり、大社通りをにぎわせた。
 きょう1日は、午後1時から「神賑(にぎ)わいパレード」が国道20号「交番入口」交差点—秋宮間で行われる。先頭を切るのは山車の巡行。世代問わず誰もが参加でき、南知多伝統文化祭実行委員会の川端喜好委員長は「鳳凰車をぜひ曳きに来てほしい。地域や文化を超えた一体感が生まれたらうれしい」と話している。食祭館まで曳いて文字書きからくりを披露し、諏訪にちなんだ別の文字を書くという。(写真は、威勢良くパレードの先陣を切った下諏訪神輿(みこし)睦会)