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地元のあの味が食品サンプルに 辰野美術館で「食×美展」

2026年7月29日


 辰野美術館は、町内飲食店で販売されている料理の食品サンプルと「食」をテーマにした絵を並べた特別展「食×美展」を開いている。町民にとってなじみ深いラーメンやソースカツ丼、うな重といった11種類の料理のサンプルや、町にゆかりのある画家が描いた絵などの美術作品37点が展示されている。
 食品サンプル化したのは、「テンホウ辰野店」(宮木)の看板メニューのタンタン麺、「かつ丼家まつくぼ」(羽場)の名物であるボリューム満点のソースカツ丼、小野酒造店(小野)の代表な銘柄の「夜明け前」など。「小横川ます池」(小横川)で提供されるニジマスの炭火焼き、かつて平出地区で養殖が盛んだったコイのうま煮、町の特産品のマツタケのサンプルもあり、いずれも忠実に再現されている。
 食の絵の画家の1人は、町出身で「食べ物絵師」を名乗る漆原さくらさん(33)=東京都=。リンゴやスイカ、天ぷらなどを描いた10点がある。樋口出身の洋画家の中川紀元(1892〜1972年)の作品6点も並ぶ。町の銘菓「ほたる饅頭(まんじゅう)」の掛け紙の原画や、飲み物を飲む姿の自画像のほか、愛用していたとっくりも展示されている。
 特別展は、食品サンプルを通じて町の食の魅力を発信する狙いがある。サンプルは全て展示のために作った。同館は「町内の飲食店に足を運ぶ切っかけになるような展示になってほしい。飲食店で料理を食べ、サンプルを見るために美術館に来る流れも生まれればいい」と話している。 
 9月23日(水)まで。期間中は、町内飲食店などのロゴマークの絵柄の缶バッジが出る「ガチャガチャ(カプセル玩具販売機)」を設置。15種類ほどあり、順次追加する。1個100円。関連企画として、食品サンプル作り、マツタケをモチーフにした新聞紙の作品作りの体験、漆原さんを招いたトークイベントとワークショップなどもある。
 午前9時〜午後5時(最終受け付けは4時半)。月曜日休館だが、9月21日(月=祝日)は開館する。入館料は大人500円、高校生以下無料。問い合わせは同館(電0266・43・0753)へ。
(写真は、町内飲食店で販売されている料理の食品サンプルが並ぶ企画展)