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西村敏雄さん絵本創作25年の歩みを紹介 岡谷イルフ童画館で企画展

2026年7月29日


 1999年の第1回「武井武雄記念日本童画大賞」で最優秀賞を受賞した絵本作家、西村敏雄さん(62)=愛知県出身=に焦点を当てた展覧会が、イルフ童画館で開かれている。「『バルバルさん』から広がる絵本の世界」をテーマに、25作品の原画やタブロー(一枚絵)など約130点を並べ、絵本創作25年の歩みをたどっている。9月1日(火)まで。
 同館によると、西村さんは東京造形大学デザイン学科卒。インテリア・テキスタイルデザイナーを経て、童画の創作を始めた。2003年、町の理髪店と客として訪れる動物たちの交流を描いた「バルバルさん」(福音館書店)で絵本作家としてデビュー。これまでに80を超える作品を発表している。
 会場には「もりのおふろ」「うんこ!」をはじめとする代表作の原画を展示。書籍化に伴う修正で、未掲載となった「バルバルさん」の原画もある。この作品は下絵を描かずに仕上げたといい、ページ構成をまとめたアイデアノートから工夫して描き上げた様子がうかがえる。
 デザイナー時代の仕事や、デビューしてすぐにデザインを手がけたという文房具なども紹介。童画大賞の最優秀賞受賞作のタブロー「11月のサーカス」もあり、絵本の明るい雰囲気とは違う色彩が押さえられた作風を見ることができる。
 同館学芸員の犬塚奈々子さんは「たくさんの絵本を描いているが、元をたどれば童画大賞から始まった。賞を取った人がこんなに有名になったのかと知ってほしい」と話す。
 8月1日(土)午後1時半からは、同館で西村さんのサイン会を開く。当日、ミュージアムショップで西村さんの書籍を購入した先着50人が対象。午前9時から整理券を配る。
 水曜休館。午前9時〜午後6時(受け付け5時半)。入館料は一般520円、中高生310円、小学生160円。問い合わせは同館(電0266・24・3319)へ。
(写真は、西村さんの代表作の原画が並ぶ会場)