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ボーシャンとボンボワ一堂に 企画展「花に生き、水に遊ぶ」ハーモ美術館で9月27日まで

2026年7月23日


 下諏訪町の諏訪湖畔にあるハーモ美術館で、企画展「花に生き、水に遊ぶ〜ボーシャンとボンボワ〜」が開かれている。同館コレクションの中からフランスの素朴派画家、アンドレ・ボーシャン(1873〜1958年)とカミーユ・ボンボワ(1883〜1970年)の作品を取り上げ、合わせて43点を同館ティーセント・ホールに展示。2人の人生や自然を慈しむ目線を感じさせる作品が、来館者を引き付けている。9月27日(日)まで。
 「芸術と素朴」をコンセプトにアンリ・ルソー、グランマ・モーゼスなどの作品をコレクションする同館として、一般にあまり知られていない素朴派(正式な美術教育を受けていない)画家ボーシャン、ボンボワに改めて焦点を当てようと企画。
 庭師の子どもとして生まれたボーシャンは、第1次世界大戦に測量図を作成する兵士として従軍したのを切っかけに、40歳を過ぎてから油彩画を描き始めた。若い頃から神話にも親しみ、花や神話を題材にした作品が目立つ。風景の真ん中に大きく描かれた花が、構図の違和感を超越して花や自然への愛情を感じさせる。
 ボンボワは船頭の父と共に、幼少期を運河の引き船の上で過ごし、農民やサーカスのレスラーなどを経験。独力で絵を学び、幼少期の記憶をたどるような繊細な筆致できらめく水面、映り込む風景、水辺でくつろぐ人々など、水に親しむ作品を数多く描いた。初期には農園やサーカスを題材にした作品もある。 
 同館では「ルソーやモーゼスなどと比べると知られていないが、ボーシャン、ボンボワという個性的な作家がいることを多くの人に知ってほしいと企画した。難しく考えるのではなく、2人の絵を見てあるがままを感じてほしい」と話している。
 入館料は一般・大学生1200円、小中高校生600円(土曜日は保護者同伴の場合無料)。時間は午前9時〜午後5時。会期中無休だが一部、企画展を鑑賞できない日がある。問い合わせは同館(電0266・28・3636)へ。
 関連イベントとして25日(土)と9月19日(土)の午後1時、3時から、「ボーシャンの庭」をイメージしたフラワーアレンジメント教室を、久保田みすずさん(下諏訪町)を講師に開催。参加費は入館料込みで大人3500(友の会会員3000)円、高校生以下1000円。
 また、フランスで修業した世界的ギタリスト福田進一さんによる、企画展をイメージしたリサイタルを9月6日(日)に開く。(写真は、色が美しいボンボワの作品。水への愛情を感じさせる)