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「まちの縁側」利用者3000人突破 地域の交流拠点ビオレホール

2026年7月4日


 諏訪市赤羽根、「ビオレホール・染物回想館」が利用者3000人を突破した。2021年7月、両角忠幸さん(74)=南箕輪村北殿=が反物を販売していた実家を改修して、人々が交流する「まちの縁側」づくりを目指し、今月で5年を迎える。
 もともと商家だった両角家は、茅野市穴山の「紫屋」からのれん分けされ、1899(明治32)年に「紫屋染工場」を創業。3棟の工場で染めた反物などを販売した。「ビオレホール」になった木造平屋建て(約105平方㍍)は1876(明治9)年の築。庭に面した縁側(8畳)と座敷(20畳)はレンタル演奏会場と客席。裏町線側の約30平方㍍を交流スペース「まちの縁側」と、染め物の型紙や柄見本などを備える「染物博物館」にしている。
 開館後は諏訪地域の県シニア大学OBでつくる「みづうみの風」がレコードコンサートとまち歩きを隔月で開き、高齢者を中心にした交流を活発に進め、県長寿社会開発センター賛助会の「ラソ州羽」「エスペランサ」といった団体も利用。回想法を起点にした県福祉大学校とも連携を図る。諏訪市内で活動する諏方塾やサロンの活動拠点にもなる。
 3000人目になったのは、6月下旬のレコードコンサートに参加した県シニア大学の女性。友人の誘いで訪れ、思わぬ節目の人となった。3日、同所で感謝状を受けた女性は「光栄なこと。コンサートでは懐かしい曲を楽しませてもらい、館に携わる皆さんに感謝です」と話した。
 両角さんは「生家を交流拠点にでき、たくさんの人たちとのつながりができたのがうれしい」と振り返る。
 12日(日)午前10時から5周年感謝祭を開く。
(写真は、3000人目の利用者として、両角さんから感謝状を受ける女性㊧)