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70年の歴史に終止符 3、4日「末広七夕まつりファイナル」

2026年6月30日


 諏訪市の末広連合商業会は7月3(金)4(土)両日、商店街を歩行者天国にする「末広七夕まつりファイナル」を開く。70年以上の歴史ある七夕祭りだが、資材費の高騰や安全面の課題により、ことしで最後の開催となる。29日、七夕飾りの設置作業を行い、最後のイベントに向けて気持ちを高めた。
 JR上諏訪駅近くの末広商店街は昭和初期から発展し、戦後復興を経た昭和30年代には、七夕祭りが盛大に開催されていたという。長年営業する辰巳屋肉店の女性は「手先が器用だった父は、からくり人形を毎年作って、みんなに楽しんでもらっていた」と、華やかな頃を振り返った。
 イベントはコロナ禍で一時中止し、2023年に再開。現在の商業会は32店舗が加盟するものの、吹き流しなどの装飾の価格が高騰し、夕方から夜間にかけて行われるイベントの安全対策も課題になっていた。
 商業会の長谷川佳史会長(56)は「ここが潮時ではないか」と決断。「七夕飾りはコロナ前の倍くらいの値段になり、来年以降の確保も難しいと思う。コロナ明けから社会の風潮が変わった。これから10年先、20年先を考えれば、赤字を続けてしまうと、商業会自体がパンクしてしまう」と現状を語った。
 作業では、尾玉から調達した長さ約㍍の竹25本、約1.5㍍の竹70本を街路灯などに設置。風に揺れるカラフルな吹き流しが、沿道を華やかに演出した。
 「昭和は良かった。商店街を歩くだけで一日の買い物ができていい場所だった」と懐かしむ商店街の女性。長谷川会長は「楽しみにしている方も多いので、終わらせるのは心苦しいが、最後まで頑張っていきたい」と話していた。
 イベントは両日とも午後5時から9時まで。恒例のラムネ一気飲み大会、体力測定大会、フリーマーケット、和太鼓の演奏などを予定している。七夕飾りは6日(月)まで設置する。
 (写真は、末広通りに設置された七夕飾り)