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箕輪町出身7人の日本画など展示 国宝「源氏物語絵巻」の模写も 郷土博物館で
2026年6月13日
箕輪町郷土博物館はきょう13日から、企画展「物語を描く—郷土作家が描いた『物語』の世界—」を開く。日本美術院院友の上野直美さん=東京都武蔵野市=ら町出身7人の日本画や版画、水墨画など18点を展示。7月20日(月=祝日)までの会期中には、出品作家による解説や対話型の鑑賞会なども計画されている。
長岡出身の日本画家・上野さんの作品は、2010年に制作した「源氏物語絵巻 宿木(三)」の絵(縦21.5センチ、横48.9センチ)と詞(ことば)の模写。所蔵する徳川美術館(名古屋市)から借用した。国宝「源氏物語絵巻」の一場面で、天皇の子・匂宮(におうのみや)と身重の妻・中の君(なかのきみ)の姿が描かれ、剥がれ落ちた部分まで正確に模写している。制作過程の色見本やファイルなどの関連資料も展示する。
山本龍洞(長岡出身)の日本画は、物語「常盤都落」の一場面。常盤御前が子どもを連れて平家から逃れる様子を描写した初公開の作品。山口進(同)の版画は「本朝画史」の話を基に、本堂の柱に縛られた禅僧の雪舟が足を使って床にネズミを描く姿を表現する。伊那市長谷に伝わる民話「孝行猿」を題材にした三日町出身の彫刻家・藤澤古實の版画などもある。
上野さんは東京芸術大学大学院で日本画を専攻、修了した。日本美術院展覧会(院展)は、09年を皮切りに数回入選。花や鳥などを題材にした幻想的な作風が多い。町郷土博物館は「中曽根の権現桜」や「立葵」など9点を所蔵する。30日(火)からは、上野さんが持ち込んだ日本画「秋桜」や「花の香」など3点をエントランスホールに展示する。
入館無料。午前9時〜午後5時。月曜日が休館。20日(土)午前10時と午後2時には同館学芸員の展示解説、7月4日(土)午後1時半からは上野さんによる特別解説を予定。同12日(日)午前10時と午後2時からは、作品を見ながら会話を楽しむ初の「対話型鑑賞会」も計画している。
同館は「親しみやすい『物語』をテーマにした初めての企画展。知らない物語もあると思うので、作品をじっくり鑑賞するとともに、郷土作家についても知ってもらえれば」と来館を呼びかけている。問い合わせは同館(電0265・79・4860)へ。
(写真は、「物語を描く」をテーマに、郷土作家7人の日本画や版画などが並ぶ企画展)
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