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諏訪神仏プロジェクト 来月31日に24カ所で仏像など一斉公開
2026年4月14日
諏訪地域の寺社などでつくる諏訪神仏プロジェクト協議会は5月31日(日)、かつて諏訪神社(現・諏訪大社)に付属する寺院として存在した「神宮寺」由来の仏像などを、参加する寺社や施設で一斉公開する。前回のおんばしら年の2022年以降、続けており5年目。神と仏を一体と捉える「神仏習合」の信仰が当たり前だった明治維新以前の時代に思いをはせてもらう。
明治政府の神仏判然令に伴い諏訪地域でも神仏分離が進み、神宮寺の堂塔も破壊や撤去に遭った一方、仏像など一部は寺院に移されて難を逃れたという。一斉公開は、地域に根付く神仏習合の歴史文化を未来に引き継ぎ、住民らの理解を更に深めようと行っている。
ことしは博物館などを含む24カ所で、それぞれの公開内容は協議会ホームページ(https://suwa-tabi.jp/suwa-shinbutsupj/)で確認できる。うち柏屋カフェ&ギャラリー(諏訪市)では、萬福寺(同)所蔵で上社神宮寺に由来する掛け軸の複製を公開し、萬福寺が所蔵するに至った経緯などの解説もある。同じ物を平福寺にも飾る。
公開に先立って30日(土)午後3時から、当番寺院の平福寺(岡谷市)で神仏報恩法要を営む。真言宗智山派僧侶が600巻の経典を唱える「大般若転読」では、一般参列者にも経本を配り体験してもらう。次回の当番寺院を決める抽選式、当番寺院が保管する芳名帳の引き継ぎ式も執り行う。
続いて、4時からは講演会「旧三精寺本尊の修復成果〜下社秋宮三精寺の信仰を巡って」を開く。かつて三精寺の本尊だった十一面観音菩薩(ぼさつ)立像について、修復に携わった智照院屋代寺の長谷川高隆副住職、現在所蔵する平福寺の小林崇仁住職、同協議会の石埜三千穂企画局長が話す。法要、講演会共に参加無料。
13日には平福寺で関係者が会見し、概要を説明。同協議会の原直正会長は、22年の初回は約2カ月にわたって公開したことに触れ、28年のおんばしら年の一斉公開に向けても「既に動き出している」と語った。
24日(日)には、小泉寺(諏訪市)で「プレイベント」として音楽ライブ(同寺プロジェクト主催)が開かれる。中学生以上は会費2000円。
(写真は、一斉公開をアピールする関係者)
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