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西堀名木保存会が辛夷の花占い 託宣「中の上」

2026年4月13日


 岡谷市西堀名木保存会は11日、県道下諏訪辰野線近くの横河川右岸で「辛夷(こぶし)の花占い」を行った。花の向きや数を観察して結論づけたことしの託宣は「中の上」。花の数や向きは上々で、「農作物は豊作」としつつ、「西向きの花もあるので遅霜に注意が必要」とした。
 辛夷の花占いは、西堀区の農業者らに古くから伝わる伝統行事。「花が上向きなら豊作、下向きなら凶作、横向きだと風に気を付けろ」と言い伝えられ、花の季節に天候や社会の吉凶を9段階評価で占ってきた。花占いを行うコブシの木は、かつては樹齢300年の二股の大樹だったが、2000年に枯死した老樹は伐採。現在「託宣の木」とされているのは01年に小井川小児童と一緒に植樹した2代目になる。
 汗ばむくらいの陽気に恵まれた花占いには約40人の会員が参加。ことしは開花が3月17日と早かったため花占いまで持つか心配されたが、参加者が見上げる枝にはたくさんの花が残り心配を吹き飛ばした。保存会代表世話人の篠原登さん(82)が「中の上」と託宣を告げると、会員から賛同の声が上がった。
 篠原さんは「先に開花した花は霜にやられてしまったが、その時のつぼみがきれいな花を付けてくれた。五穀豊穣(ほうじょう)、家内安全を祈念したい」と話していた。
(写真は、「中の上」の託宣が出た辛夷の花占い)