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改正博物館法に基づき 岡谷美術考古館「登録博物館」に 

2026年3月24日


 岡谷美術考古館が、2023年4月施行の改正博物館法に基づく「登録博物館」となった。市教育委員会によると1月16日付で県教委から登録を受け、同日時点で県内では公立初、私立を含めると3番目。新年度に指定管理制度への移行を控える中、同館は「専門性のある館として改めて位置付けられた」と話す。
 同法は1951年制定で、同館は72年に旧法に基づく登録博物館となった。市教委によると、年間150日以上の開館や館長・学芸員の必置などが要件。適切や資料の収集、保管、展示などの役割に加え、改正後は地域社会との連携や協働の推進、学校教育や生涯学習との積極的な連携などが基準に挙げられているという。生涯学習課の担当者は「明確に社会的な役割や発信力が求められるようになった」とする。
 同館によると、館が位置する童画館通りで商業会が主催するイベントに協力するほか、諏訪6市町村で毎年行われる「アイスキャンドル」で会場となるなど、地域のにぎわい創出につながる取り組みに積極的に参画している。本年度は市内4中学校の美術部などによる合同展を初開催するなど、学校教育との連携も強化。窓ガラスを活用した参加型アートや、制作ワークショップの常時受け入れなど近年、新しい企画も始めている。
 同館は70年開館。2013年に現在の場所に移転し、13年目を迎えた。新年度からは、指定管理制度の導入で新しいスタートを切る。同課は「民間ノウハウの活用でより親しまれる施設となり、文化を核にしたまちづくりを推進したい」と話す。
 同館では現在、900点弱の美術品のほか、市内遺跡から出土した考古資料も多く収蔵しているという。直近5年間の入館者数は、新型コロナ禍で落ち込んだ20年度の6651人から右肩上がりに増え、24年度は9987人。25年度はそれを上回る見込み。
(写真は、登録を示すマークがあしらわれたプレートを手にする職員)