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大芝高原のアカマツで炭わさび完成 南箕輪の特産物へ販促

2026年3月6日


 南箕輪村観光協会はきょう6日から、同村の南箕輪小学校6年4組31人が育てたワサビなどを使ったチューブの「炭わさび」を村大芝高原で販売する。同高原で伐採されたアカマツの食用炭を混ぜ、黒色にしたのが特徴。新しい村の特産物として販促していく。
 炭わさびはワサビの栽培や加工、販売を手がける安曇野市の「マル井」が製造。児童が育てたワサビのほか、村民が栽培したワサビ、同社のワサビも使用し、2000本を用意した。油を吸着させる食用炭の特徴から、同協会の担当者は「肉料理をさっぱりと味わうことができる」と勧める。
 パッケージのラベルは、児童たちもデザインに関わった。昨年12月から思案し、それぞれ1作品を仕上げた。協力したデザイナーの審査でラベルに採用した最優秀1作品と、同協会がデザインしたラベルの2種類を作った。
 最優秀のラベルは「南箕輪村産炭わさび」の文字と、焼いた肉の上に黒いワサビを乗せた絵が描かれている意匠。優秀7作品のうち1作品はPRのディスプレー用とし、残りの6作品は購入した人への抽選でのプレゼント用に使用する。
 児童たちは4日、それぞれデザインしたラベルと販売用のラベルをチューブに貼り付けた。うれしそうに作業し、児童の一人(12)は「販売できると思っていなかったのでうれしい。人気商品になって完売してほしい。ものづくりの体験ができて今後に生かせそう」と笑顔で話した。
 炭わさびは1本100グラム入りで、税込み500円。同高原の農産物直売所「味工房」と日帰り温泉施設「大芝の湯」で販売する。同校と同村の南箕輪中学校の給食にも使用する予定。同協会の担当者は「村の魅力を知ってもらいたい。炭わさびをPRし、更に村を盛り上げていく」とした。
 同高原のアカマツは松くい虫による松枯れが急増しており、同協会は枯れる前に有効活用しようと、食用炭で真っ黒にした料理「ブラメシ」を提供する地元店舗の販売促進などに取り組む。ワサビの商品化は児童たちが「地元の特産物として何かできれば」と考えていたことを知り、打診。国の交付金を活用して作った。
(写真は、炭わさびを持つ児童)