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伊那文で前衛芸術家24組を紹介 60〜70年代の諏訪に焦点

2026年2月7日


 伊那市の県伊那文化会館で3月1日(日)まで、1960〜70年代に諏訪地域に集った前衛芸術家ら24組の作品や活動を紹介する「かみ派の美術—諏訪につどった前衛たち1969—1974」が開かれている。書簡など紙を媒体にした作品を中心に約300点を展示。先駆的だったとされる当時の芸術に触れる機会を提供する。
 60年代後半、下諏訪町出身で「観念美術」を提唱していた美術家、故松澤宥さん(22〜2006年)を切っかけに、諏訪地域に芸術家が集まった。展示では諏訪地域での活動のほか、全国で開かれたイベントの様子などを紹介している。
 1971年に同町の山中に集まり、音を出し合い夜通しパフォーマンスをしたイベント「音会(おんえ)」についても触れられている。当時を振り返る写真のほか、パフォーマンスで使った手製の楽器などを展示。様子を伝えている。
 同館学芸員の木内真由美さんは「当時の時代背景を踏まえ、芸術家たちのパフォーマンスの様子、自由な表現の作品から違った美術を感じてほしい」と話している。
 きょう7日午後2時からは、木内さんの解説を聞きながら鑑賞できる「ギャラリーツアー」を開く。21日(土)午後2時半からは、出品作家の芦澤泰偉さん(東京都)を迎えたトークイベントを開く。
 午前9時〜午後5時(最終入館は4時半)。祝日を除く月曜日と24日(火)は休館。入場料は一般500円、大学生と75歳以上は300円、高校生以下は無料。ツアーとトークイベントは参加無料(入場料は必要)。
 問い合わせは同館(電0265・73・8822)へ。
(写真は、イベントの活動写真記などが展示された会場)